「YPAMフリンジ2022」が会場を横浜/神奈川エリアに限定、ユニークベニュー開拓も支援します

アーティストにとっては国内外の舞台芸術関係者に作品を見せたり新しい観客層を開拓する機会として、舞台芸術関係者にとってはまだ見ぬ才能を発見する機会として親しまれてきた「横浜国際舞台芸術ミーティング」(YPAM)の公募プログラム、「YPAMフリンジ」(旧TPAMフリンジ)の開催が今年も決定しました。会期は、2022年12月1日(木)〜18日(日)。参加登録募集開始は、2022年7月を予定しています。参加登録に審査はありません。

 YPAMフリンジは、「100年続くフリンジフェスティバル」を目標に、ライブパフォーマンスの自由な表現と観客をつなぎ続けるべく、少しずつ改革を進めています。その一環として、2022年より会場を横浜/神奈川エリアに限定し、地域に根差した密度の高いフェスティバルを目指します。さらに、同エリアにおけるユニークベニューの開拓・活用を支援するプログラムの導入を検討しています。


・会場を横浜/神奈川エリアに限定することについて

これまでYPAM(TPAM)フリンジは、神奈川/東京エリアを会場とし、様々なアーティスト、会場のみなさまにご利用いただきました。今回、会場を横浜/神奈川エリアとすることで、会場間の移動を容易にし、YPAM参加登録者や一般の観客のみなさまが1日で観賞できる演目を増やすことで、フリンジフェスティバルとしての密度を高めようという狙いがあります。そのため、YPAM2022より、東京会場での公演の登録はお受けできなくなります(フリンジ参加を想定して東京の会場を既に予約されたなど、問題が発生してしまう方は、fringe@ypam.jpからご相談ください)。


 ・ユニークベニューとは?

劇場、ホールなどの舞台芸術に一般的に使用される会場と異なる、ユニークな性質を持った会場(venue)のことです。近年のYPAM/TPAMフリンジでは、飲食店、寺院、博物館、空き地、道路、空き店舗、個人宅などを活用する例がありました。枠にとらわれない表現の可能性を広げ、逆境に強い舞台芸術環境を醸成するための試みの一つとして、YPAMフリンジはユニークベニューの可能性をみなさまとともに掘り下げていきたいと考えます。


・ユニークベニュー開拓支援について

ユニークベニュー開拓の足掛かりとして、YPAMフリンジ2022では、支援プログラムを試験的に導入します。少額ですが活用資金の提供も検討しています。詳細は続報をお待ちください。現時点での検討状況につきましてはfringe@ypam.jpまでお問い合わせください。


ご参考:前回(YPAMフリンジ2021)ラインナップ(43演目、238公演)

 ※オンラインのみの公演は登録できません。

公募の詳細につきましては続報をお待ちください。 

みなさまのご参加をお待ちしております。