The Reimagined Larynx
ジェイムス・ハリックと青木涼子 / JOLT Arts
文化的な声の表現を融合し、弦楽四重奏とアートの3作品が21世紀の新たな声を創造
青木涼子とジェイムス・ハリックは、BOLT String Quartet Japanと弦楽四重奏と声のための3作品で共演します。コンサートは音響インスタレーションで始まり、坂田直樹の優雅な「鉄輪」、ハリックの新作2曲へと続きます。
ジェイムス・ハリック「THE REIMAGINED LARYNX」(音響/ビデオインスタレーション) featuring ハリック/青木涼子
坂田直樹「鉄輪」謡と弦楽四重奏のための (2023) 謡:青木涼子
ジェイムス・ハリック「(DIA)MINE(D)」声と弦楽四重奏のための(世界初演)声:ジェイムス・ハリック
ジェイムス・ハリック「I wouldn't」謡と弦楽四重奏のための(世界初演) 謡:青木涼子
「鉄輪」は、夫に捨てられた女性が貴船神社で復讐のため鬼と化す物語で、能の謡の特徴を生かし、シテの混沌とした内面を描いています。ハリックはドイツ歌曲と能を融合し、新たな声の宇宙を目指しています。
会場
- BankART Station
- 〒220-0012
横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅地下1F
日時
12.1 Sun 17:00
上演時間
60分
言語
日本語・英語上演
翻訳・字幕
日本語・英語概要配布
チケット
YPAM参加登録者:前売¥500/当日¥1,000
学生:前売¥1,500/当日¥2,000
一般:前売¥2,000/当日¥3,000
お取り扱い:ArtSticker、Peatix
アーティスト情報
- ジェイムス・ハリック
ジェイムス・ハリックは、世界的に作品を発表している作曲家、ミュージシャン、サウンドアーティストで、最近はシドニー・オペラハウスで公演も行いました。JOLT ArtsのCEOとして、多くの障害のあるアーティストを指導しています。RMIT大学で博士号を取得し、フェリックス・ウェルダーやジェームス・テニーに師事。マイケル・ハーヴィ賞やクリエイティブ・オーストラリア・フェローシップなどを受賞しています。
- 青木涼子
能声楽家。能の「謡」を現代音楽に融合させた「能声楽」の先駆者。これまでに世界20ヵ国55人以上の作曲家と新作を発表。欧州を拠点に、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団などと共演。国内では「能×現代音楽」シリーズを毎年開催し、アルバムもリリース。東京藝大修士課程修了、ロンドン大学博士号取得の経歴を持ち、現代音楽で世界的に高く評価されています。文化庁の文化交流使としても活躍。
- JOLT Arts
JOLTは音楽、メディア、視覚芸術のプロダクションハウスで、2008年に作曲家ジェイムス・ハリックがメルボルンの歴史的な会場を拠点に設立しました。プロジェクトの約50%は障害のあるアーティストを支援し、2012年から日本でイベントやフェスティバルを定期的に開催しています。2024年にはシドニー・オペラハウス、SIGGRAPHデンバー、ブリスベンなど、重要な公演を含む大規模な活動を行いました。
- BOLT String Quartet Japan
辺見康孝(ヴァイオリン)
亀井庸州(ヴァイオリン)
安田貴裕(ヴィオラ)
北嶋愛季(チェロ)
- 坂田直樹
1981年生まれ。2007年愛知県立芸術大学、2008年パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。2013年パリ国立高等音楽院のステファーノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。2014年IRCAMにて研修を受けました。フランス著作権協会賞、第36回入野賞、2017年度武満徹作曲賞第1位、第66回尾高賞、第28回芥川作曲賞など受賞多数。現在はパリにて活動を行い、フランス・ミュジーク、フランス文化省などから委嘱を受けています。2020年4月、名フィルの第3代コンポーザー・イン・レジデンスに就任。
スタッフ/キャスト/クレジット
JOLTArtsは、ビクトリア州政府よりクリエイティブ・ビクトリアを通じて支援を受けています。 JOLT Artsは、オーストラリア政府の主要な芸術出資・諮問機関であるクリエイティブ・オー ストラリアを通じて後援を受けています。
お問い合わせ
charlotte.bolcskey@joltarts.org