KASPAR the Naked
肉態演劇団
だれが、境界線を引いたの?どこからが境い目?アナタは?ワタシとわ??
監禁され、言葉を持てず、暗殺された少年、カスパー・ハウザー。謎に包まれた少年の精神世界を、【肉態演劇】という実験的手法で赤裸々に描く異色の問題作。超現実的なプロットと演出に、踊り、幾何学ドーム、映像による即興のアンサンブルで、精神×身体、異常×健常、患者×医師、観客×演者、等々、日常に潜むあらゆる境界線を目まぐるしく往還し、世俗的な足場を明滅させるステージパフォーマンスは、ネオン仕掛けの禅問答のように静と動を発色させる。 演じる【肉態演劇団】は踊りを踊りと言い切れないまま問答を続ける唯一無二の肉態家、戸松美貴博を中心に、映像に収まらない自己表現の旅で問答する映像作家 辻村健太、狩猟採集民の言語を研究した成果として踊る言語学者 伊藤雄馬を加えて結成された、異色のパフォーマンス集団。彼らと観客が織りなすカオスの即興美は新たな身体智の覚醒となる。
アーティスト情報
- 戸松美⭐︎貴博 トマツタカヒロ
25年以上精神医療や福祉に関わり呼吸ワークやコミュニティダンス等プログラム講師を続け、国内外様々な場でワークショップや即興セッションも展開中
ピアニスト山下洋輔氏との肉態DUOシリーズは15年以上続き毎回好評を博す
国際的ジャズ巨匠と世界最多で即興セッションする肉態家でもある
- 伊藤雄馬
15年以上に渡ってタイ・ラオスの狩猟採集民ムラブリの無文字言語を研究する言語学者。そのフィールドワーク経験から得られた研究課題である「言語と踊りは表現する身体運動として同質であり、その源を同じくする」ことを、舞踏パフォーマンスの実践などを通じて表現する。
- 辻村健太
映像を作ったりリアルイベントの企画や運営をやったりしています。生きる。
社会や自分自身との分断をテーマに肉態表現家・戸松美貴博氏のコロナ禍の活動を追った映画『肉態問答』を監督。『ゆとりごっち祭』プロジェクト主宰など
お問い合わせ
https://nikutaiengeki.wordpress.com/
artomatsu@gmail.com
080-6618-8637