私たちに身体はあるのか? ー 舞踏、辺境、Crack ー

あかいくつ舞踏会(12.7, 8, 9)ー 私たちに身体はあるのか? 舞踏、辺境、Crack ー

川口隆夫、酒井直之、佐藤ペチカ、津田犬太郎、有代麻里絵

YPAMフリンジ 日本 ダンス/フィジカルシアター 舞踏

会場

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18

日時(UTC+9)

12.7(水) 19:00 - 20:30
ダブルビル: 川口隆夫 × 有代麻里絵
12.8(木) 14:00 - 15:30
ダブルビル: 酒井直之 × 佐藤ペチカ & 津田犬太郎
12.8(木) 19:00 - 20:30
ダブルビル: 佐藤ペチカ & 津田犬太郎 × 川口隆夫
12.9(金) 17:30 - 19:00
ダブルビル: 有代麻里絵 × 酒井直之

言語
日本語・英語
アクセシビリティ
車椅子サポート
車椅子での入場・鑑賞
多目的トイレ

チケット

※《2階の解剖学》および「あかいくつ舞踏会」より2公演以上鑑賞されるかたには、お得なセット券をメールお申込みでのみ販売しています。(似て非特別企画は別途料金になります。SNS等の情報をご確認ください)

お申込み: nyxperformance2022@gmail.com

◎2回券6,300円
◎3回券9,000円
◎4回券12,000円
◎5回券はフリーパス(12/4,5,7,8,9の公演すべて)です。15,000円
◎生活困窮によりチケット購入困難なかた 《2階の解剖学》各回2名限定無料 「あかいくつ舞踏会」各回5名限定無料(自己申告制です。直接メールにてお問い合わせください)

※似て非特別企画は上記とは別途料金になります。SNS等の情報をご確認ください。

※公演日時等に変更が生じた場合は、SNSにてご案内いたします。

舞踏とのそれぞれの出会いを通じ、様々なアプローチで踊りを探る5人のダンサーによるダブルビル。コンテンポラリーダンス、バレエ・クラシック、映像、ヴォイスパフォーマンス、演劇、文学といった豊かなバックボーンは、型にはまらないダンスへ向かうエネルギーをさらに加速させます。制度化の流れに抵抗し、野性を取り戻し、カオスを自らつくりだす身体へ―。新型コロナやウクライナ戦争の中でますます明らさまになっていく危機的状況。社会規範の強化、ジェンダーやセクシュアリティの差別、少数民族への人権侵害、富の格差の拡大と明確化、中絶禁止法の成立、AIとロボットによる身体の拡張等、自由な個人への制約が加速する社会。気づかぬうちに私たちは何かに支配され、奪われている。世界の中心ではなく、辺境だからこそ生まれた「舞踏」は、常に世界の端っこで擬態を装いながら、空気に裂け目を入れている。

「私たちに身体はあるのか? 舞踏、辺境、Crack」は、似て非works 末吉町(似て非)とあかいくつ劇場で開催します。

「あかいくつ舞踏会」

舞台監督: 宇田川大介
舞台監督補佐: 相良ゆみ
照明: 藤岡美知子(ソライロヤ)
音響・映像: JONA
写真撮影: 小杉朋子

運営スタッフ: 真鍋淳子、小田巻郁哉、霜村和子、山田有浩
コンセプト: 有代麻里絵
ディレクション: 竹重伸一、有代麻里絵
主催: Nyx

ARTS for the future! 2 補助対象事業

川口隆夫
photo by Hiroki Obara

川口隆夫

コンテンポラリーダンスのシーンにありながら「パフォーマンスとしか言いようのない」(朝日新聞・石井達朗)作品を数多く発表。舞踏の始祖大野一雄の踊りをビデオ録画を元に完コピを試みる≪大野一雄について≫(2013年~)は世界各地で上演を重ねている。21 年にはTOKYO REAL UNDERGROUND フェスティバル芸術監督、「INOUTSIDE」共同企画。令和三年度文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

酒井直之

酒井直之

ダンサー、映像作家。1991年、春日部市生まれ。東京藝術大学大学院修了。パーキンソン病と共に生きる人々との芸術活動「ダンス・ウェル」講師。2012-2019年コンテンポラリーダンスカンパニー<Co.山田うん>に所属。2018年より、舞踏に関するリサーチと作品制作を展開。舞台出演の他、RADWINPS等の音楽ライブへの出演、森七菜、Salyu等のMV、ミュージカル等への振付・出演を多数行う。

佐藤ペチカ
photo by Tatsuhiko Nakagawa

佐藤ペチカ

2000年頃からソロを中心に活動。2021年TRU制作≪花よ蝶よ≫では、「切り取られた身体」をモチーフに、水槽を抱え、地下階段を逆さまに降りるパフォーマンスを行う。身体をその場所に置く、運ぶ、置く、を繰り返し、終わってみれば、踊りからずいぶん遠く離れたもんだ、と気づく。春から夏、私は小さな旅を繰り返した。日本を右往左往するだけで、時空を移動するだけで、世界は明るかった。自由だった。景色は拓かれた。

津田犬太郎
Photo by bozzo

津田犬太郎

宇宙空間が暗黒で満たされているとしてそこには何もない無だとするならば透明さは真っ黒なブラック。1985年岐阜県の鉱山街に生まれる。17才で上京し小劇場の音響から舞台の世界へ。ボイスパフォーマーとして河崎純主催の音楽詩劇研究所に参加。アルメニア・ロシア公演に帯同。都内のライブハウスを中心にパフォーマンス。2015年ボイスパフォーマンス廃業。踊りはじめる。住所不定。その日暮らしをしながら詩を描く毎日。

有代麻里絵
photo: Tomoko Kosugi

有代麻里絵

フランス文学・美術史専攻。美術館やアートマネージメント機関で働く中、2008年大野慶人の舞踏WSでダンスに出会う。上杉満代、室伏鴻に学ぶ。15年より振付けソロ作品《際―きわ―》などを発表。ポーランド・アマレヤシアターとの協働、『私たちに身体はあるのか?』(2021)企画・出演など、国内外のアーティストとジャンルを超えて活動。身体、思考、感覚の関係性を探り、根源的な言語としてのダンスを追求する。


お問い合わせ(メール)
nyxperformance2022@gmail.com

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