同志たち、奇跡、呪い

タナポン・ウィルンハグン/バックルーム

  • タイ

レーニンは、時には革命をその動員と達成の規模において奇跡であると言い、時には革命は超越的な出来事ではなく歴史的必然であるという意味で奇跡ではないと言いました。度重なるクーデターとプロテストで特徴づけられるタイの近年の政治的風景は、タナポン・ウィルンハグンをレーニンに向かわせ、彼はこれらの言葉を旋回軸として問うに至ります—では、「同志たち」の集合的身体が奇跡を実演することは可能だろうか、それは革命になり得るのだろうか?

新作『同志たち、奇跡、呪い』は、バンコクのフェスティバルGHOST:2568で2025年11月8日に初演されます。YPAMディレクションでは、その達成と、それがさらなる探究に向けて開くであろう可能性について議論します。

サポーター:ササピン・シリワーニット(プロデューサー/バンコク国際舞台芸術ミーティング 芸術監督)

会場

急な坂スタジオ
〒220-0032 横浜市西区老松町26-1

日時

12.11 Thu 19:00

上演時間

150分(プレゼンテーション + ディスカッション)

言語

英語

翻訳・字幕

なし

チケット

YPAM参加登録者のみ
無料・要予約(席数上限あり)
お取り扱い:YPAMチケットサイト

*このプログラムは本公演ではなく、簡易プレゼンテーションとディスカッションから成ります。
*プレゼンテーションとディスカッションは英語で実施します。通訳はありません。
*後日Swapcardにて録画を配信します(3日後~12月31日を予定)。

アーティスト情報

タナポン・ウィルンハグン

タナポン・ウィルンハグンはバンコクを拠点とする振付家で、身体がいかに社会的・政治的な力を感受し、抵抗し、そして露わにするかを探究している。タマサート大学で映画と写真を学んだ背景を持ち、構造への問いかけ、知覚の揺さぶり、集合的な想像力の醸成のための実践と戦略としての振付に取り組んでいる。パフォーマンスはしばしば既存の枠組みに挑戦し、緊張、関係性、知覚の転換を共有する場を創出する。

作品はテアターフォルメン、TPAM、SIFA、オッフェネ・ヴェルト・フェスティバル、GHOST:2561、BIPAMなど国際的なフェスティバルで上演されている。また、シテ・アンテルナショナル・デザール(パリ)でレジデンスを行い、テアタートレッフェン国際フォーラム(ベルリン)のフェローも務めた。

初期には韓国・ASEANフェローシップやジョン・F・ケネディ・センターのダンスプログラムに選ばれている。代表作に『TRANSACTION』『Hipster The King』『幼女X』『Happy Hunting Ground』『退避』『INTERMISSION』など。2024年には、身体を通じたリサーチとオルタナティブな振付探究のための拠点「Backroom – Ritual Studio」をバンコクに設立した。

ササピン・シリワーニット

ササピン・シリワーニットはバンコクを拠点とする舞台芸術プロデューサー、キュレーター、アーティスト。チュラロンコン大学で英文学の学位と修士号を取得。10年以上にわたりB-Floor Theatreでパフォーマー、ディレクター、プロデューサーとしてキャリアを積む。活動は社会批評、個人間のエンパワーメント、社会改革に深く根差している。2018年よりバンコク国際舞台芸術ミーティング(BIPAM)芸術監督。また、タイ舞台芸術プロデューサーネットワーク(POTPAN)を共同設立し、ローカルなアートシーンの活性化に取り組む。これらのリーダーシップの他に、インディペンデントのパフォーミング・アーティストとして、また国際ツアーのプロデューサーとしても活動。

スタッフ/キャスト/クレジット

振付・コンセプト:タナポン・ウィルンハグン
パフォーマンス・集団振付:パオプーム・チワーラック、トンチャイ・ピマーパンスリー、スラット・ケーウスィークラーム、ウェーラ・ワウィン
美術:ポーンパン・アーラヤウィーラシット
プロジェクトマネージャー:ピーラポン・キットルーンピロムスック
プロデューサー:ササピン・シリワーニット
共同委嘱:Ghost Foundation、OPEN FIELD、BACKROOM

主催:国際交流基金、横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会