Batu
アユ・プルマタ・サリ × ハシマ・ハリス
Batu(石)は、東南アジア全域のマレー系家庭の常備調味料であるサンバルを作るため、食材をすり潰すのに使われるすり鉢とすりこぎの材質を指します。『Batu』のコンセプトは、この石が単にすり潰すだけでなく、女性の身体を振り付けるものでもあるような、家政的で儀式的な空間で着想されています。
二人のマレー・ムスリム女性アーティスト、アユ・プルマタ・サリとハシマ・ハリスは、このプロジェクトに2024年から、エスプラネードとDance Nucleus(シンガポール)やB-Part(バリ)の支援を得て、レジデンスやワークインプログレス共有などを通して取り組んでいます。初演は2026年に予定されています。
サポーター:ダニエル・コック(Dance Nucleus 芸術監督)
会場
- 急な坂スタジオ
- 〒220-0032 横浜市西区老松町26-1
日時
12.9 Tue 19:00
上演時間
150分(プレゼンテーション + ディスカッション)
言語
英語
翻訳・字幕
なし
チケット
YPAM参加登録者のみ
無料・要予約(席数上限あり)
お取り扱い:YPAMチケットサイト
*このプログラムは本公演ではなく、簡易プレゼンテーションとディスカッションから成ります。
*プレゼンテーションとディスカッションは英語で実施します。通訳はありません。
*後日Swapcardにて録画を配信します(3日後~12月31日を予定)。
アーティスト情報
- アユ・プルマタ・サリ
アユ・プルマタ・サリは、インドネシア、北ランプン出身の振付家、ダンサー。2010~2014年にISIジョグジャカルタで舞踊創作の学位、2014~2016年に同校で修士号を取得。アユ・プルマタ・ダンスプロジェクトを主宰。2020年よりランプン・プパドゥン族における女性と男性の地位の解読と再解釈に取り組んでいる。
- ハシマ・ハリス
ハシマ・ハリスは、マレーの民俗舞踊を踊り、振り付け、教えているマレー系ムスリム女性のアーティスト。マレーの伝統やエロティシズムに関する取り組みを通して、自分の身体のエージェンシーを取り返そうとしている。その方法論は空想や親密な関係性を用いてリビドーを強化するという戦略を伴う。作品を通して、女性のエロティシズムにしばしば付随させられる恥辱や悲嘆に立ち向かい、それを乗り越えることを目指している。
- ダニエル・コック
ダニエル・コックは、観客性と聴衆性の政治学を探求している。作品はオーストラリア、アジア、ヨーロッパ、北米、とりわけAsiaTOPA(メルボルン)、ヴェネチア・ビエンナーレ、シンガポール国際芸術祭、TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜などで発表されている。Dance Nucleus(シンガポール)の芸術監督としては、他のアーティストのキャパシティを高め、トランスローカルなパートナーシップをアジア太平洋で確立しようとしている。
スタッフ/キャスト/クレジット
主催:国際交流基金、横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会
協力:Dance Nucleus

