YPAM

マードン＋ミツハシは、2015年から共同制作を続ける学際的アーティスト兼パフォーマー、アレクサ・マードンとエリカ・ミツハシによるユニットである。彼らの作品はパフォーマンス、インスタレーション、舞台美術、出版物など多様な形態をとり、協力者との身体的・感情的・認知的・精神的自律性を育む創造的プロセスを主導する姿勢を通じて、友情と関係性の変容に根ざしている。これまでにザ・ダンス・センター、メイド・イン・BC、サリー・アート・ギャラリー、OFFTA、サマーワークス、ヴィヴォ・メディア・アーツ・センター、ウエスタン・フロントなどと共同で作品を発表している。

エーリッシャー・サーリアニーは、制作、教育、映画、メディアアート、コミュニティプロジェクトを横断する学際的アーティストである。彼女の活動は水平的な協働と学びのスタイルを中心に展開し、交差するフェミニズム、世代を超えた学び、クィアの喜びを体現することに根ざしている。

サシャ・J・ラングフォードは、身体・権力・精神生活の交差点を考察する音響作品、著作、学際的パフォーマンス作品を制作する。振付家、メディアアーティスト、映画監督のための音響設計において、サシャは音楽における古典的訓練と舞踊理論への関心を融合させ、リズムを重視し空間感覚に優れた実験的電子音楽を創出する。

アレクサー・ソルベーグ・マードンはダンサー、パフォーマンス制作者、ファシリテーターとして活動し、不完全な儀式、クィアで幻想的な神話創造、差異を超えた多感覚的な連帯のための空間を共創し、模索している。アレクサはサイモン・フレーザー大学で英文学と創作執筆の学士号を取得し、アムステルダム芸術大学DAS振付学科で振付の修士号を取得。研究では、あらゆる種の祖先との反植民地的な神話的・クィア・思索的な関係を模索する、夢・執筆・動きの実践に焦点を当てた。アレクサの作品は、ウェスタン・フロント、ザ・ダンス・センター、OFFTA（モントリオール）、ブームボックス・バンクーバー、PS: We are All Here（トロント）、キネティック・スタジオ（ハリファックス）、サリー・アート・ギャラリー、ヴィヴォ・メディア・アーツ・センターなどで発表されている。エリカ・ミツハシと共に、深い友情から育まれた10年にわたる芸術的コラボレーション「マードン＋ミツハシ」を共同でディレクションしている。