北朝鮮ダンス

アン・ウンミ

韓国コンテンポラリーダンスのゴッドマザーが想像する、近くて遠い国に息づくさまざまなダンス。

  • 韓国
  • ダンス
  • 日本初演

約70年の長さにわたって「休戦状態」が続く東アジアの二つの国。この二国は、同じルーツ、同じ伝統を持ちながら、歴史と分断により、全く異なるイデオロギーのもとで発展してきました。韓国に生まれ、ニューヨーク、ヴッパタール、パリで活動を展開、最も国際的に知られたコンテンポラリーダンスの振付家のひとりとなったアン・ウンミは、ある時、隣国・北朝鮮の人々が踊っているダンスについて自分が何も知らない事実に思い至りました。そして、軍事パレード、扇の舞、男らしさを誇示する身振り、曲芸的アクロバット、伝統舞踊、村の踊りなどインターネット上の素材を採集し、彼女独自のカラフルな記号体系を作り出すことにより、ダンスの力を用いて、分断の向こう側を想像してみようと決意しました。

「日韓国交正常化60周年」の今年、日本初演となる『北朝鮮ダンス』は、こうして日常の所作から叙事詩的な局面へと展開しながら、北と南のダンスの違いと類似を探求し、それを乗り超え、新しい何かを発見しようとする、ユーモラスで真摯な試みです。

会場

KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
〒231-0023 横浜市中区山下町281

日時

12.8 Mon 19:00

上演時間

70分

アクセシビリティ

  • 車椅子入場可
  • 多目的トイレ
  • 託児サービス

*車椅子席をご予約の際はYPAM事務局までお問い合わせください(045-264-6514/ticket@ypam.jp)
*託児サービスあり(¥2,000)、公演1週間前までに要予約(マザーズ:0120-788-222)

チケット

一般 ¥6,000
YPAM参加登録者 ¥3,000

お取り扱い:YPAMチケットサイト、チケットかながわ(一般のみ)

*未就学児童入場不可

アーティスト情報

アン・ウンミ

伝統舞踊、シャーマニズム、モダンダンス、コンテンポラリーダンスを学び、1988年に自身のカンパニーを設立、1994年にニューヨークに移住。ヴッパタール訪問を重ね、ピナ・バウシュとの交流を深める。2001年に韓国に戻り大邱市立舞踊団の芸術監督に就任。翌年FIFAワールドカップ大邱大会の開会式の振付を担当。2018年、パリ市立劇場のアソシエート・アーティストとなる。ポジティブで色彩豊かな作風を確立し、作品は世界の主要フェスティバル、劇場をツアーしている。時に文化人類学的アプローチをとり、またある時は慣習破壊者となり、ダンスを社会に連れ戻す、韓国コンテンポラリーダンス界のゴッドマザー。

スタッフ/キャスト/クレジット

振付・芸術監督:アン・ウンミ
音楽:チャン・ヨンギュ

舞台・衣装デザイン:アン・ウンミ

舞台・衣装:ユングァン・デザイン
照明デザイン:チャン・ジンヨン
映像監督:イ・ジンウォン
クリエーション技術監督:キム・ジミョン

製作:アン・ウンミ・カンパニー
共同製作:韓国伝統公演芸術振興財団、パリ市立劇場

ダンサー:アン・ウンミ、キム・ヒェギョン、ムン・ヨンシク、チョン・ウィヨン、キム・ドクヨン、ハン・ガオン、チョ・ソンジェ、キム・ジヨン、キム・ジェウン、イ・ヒョンソ、イ・イスル

演奏:パク・スナ(カヤグム)

舞台監督:キム・ジミョン
照明プログラマー:イ・サンミン
映像:イ・テソク
プロダクションマネージャー:ジャン=マリー・シャボー 
プロダクションアシスタント:キム・ソンビン

舞台監督:ラング・クレイグヒル|照明:中山奈美、是安理恵、北上舞奈、上山真輝|音響:稲荷森健、上島由紀子|舞台:株式会社ステージワークURAK|映像:吉田佳弘(株式会社エディスグローヴ)|技術監修:上山真輝、尾崎聡、稲荷森健、ラング・クレイグヒル|制作:齋藤啓|制作統括:平岡久美

KAAT神奈川芸術劇場|舞台機構:鈴木勇生、山添平、宇野真利奈|照明:山下綾花、大島真、北上舞奈、関康子|音響:西田祐子、水野妙、櫻内憧海|プロダクションマネージャー:平井徹|アシスタントプロダクションマネージャー:小玉珠成

この公演は、神奈川県マグカル展開促進補助金の助成を受けて実施しています。