Mother: How to Escape Hell
asamicro/egglife
家族の記憶から、地獄を抜け出すためのHOW TOを実践するダンス。
この作品は、私の幼少期の強烈な家族の記憶から始まっている。ある日、温厚で器が大好きだった母が、リビングにいた父、妹、私に向かって、台所から凄い形相でお皿を投げつけた。誰にも当たることはなく、私たちの周りには割れた食器が散乱していた。あまりにも驚いたからなのか、食器が割れる音は覚えていない。ただ、それ以前から感じていた家族の形が少しずつひび割れていく予兆が、その光景によって目に見えるものになったように感じている。「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」というチャップリンの言葉がある。では、私たち家族は、どうすればこの状況を喜劇に変えられたのだろうか。あの頃、どんなトレーニングを積めば、地獄のような生活から逃げ出せたのだろうか。本作では、この問いを出発点に、ままならない状況を打破するためのHOW TOを考え、現在の身体を使ったトレーニングとして実践し、ダンスとして提示する。
会場
- PILE A collaborative studio
- 〒240-0005 横浜市保土ケ谷区神戸町134-9
日時
2.11 Thu 19:30
2.12 Fri 19:30
2.14 Sun 13:00
*2.14 Sun アフタートークを予定
上演時間
45-60min
言語
日本語、英語
翻訳・字幕
英語概要配布
アクセシビリティ
アーティスト情報
- asamicro/egglife
- ダンサー/振付家/egglife主宰。10歳からHIPHOPダンスを学び、踊り、パフォーマンスを続けてきた。幼少期の記憶や経験を手がかりに、家族・社会・自分自身との距離を探るダンス作品を創作している。感情や生きづらさを、ユーモラスな動きや急速な展開へと変換し、低い重心、反復、微細な遅れ、空間への強い意識を特徴とする身体表現を展開している。近年は、食を介した参加型パフォーマンスへと活動を広げ、自家製のあんこやジャムを振る舞うことを通して、安心やケア、欲望、人と人とのつながり、空間の創造について探究している。また、asamicroが主宰するダンスコレクティブegglifeでは、即興から立ち上がる個々の身体性と、エネルギッシュな群舞による振付を展開し、美術家をはじめとする異なる領域のアーティストと協働して作品を創作している
- 庄子 渉
- 1987年、仙台市出身。音楽家、テクニカル(ときどきパーティー)コーディネーター。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。音と人とがどのように出会うかに興味を持ちながら、芸術祭やギャラリー、舞台、盆踊り、クラブなど様々な現場で、音楽制作や音響、企画制作に取り組む。音楽ユニット「CuT SUIKA with OBATA JIN and SHOJI WATARU」では、ヒップホップをベースに、音楽と言葉による表現の可能性を探求。現在、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教。
- 植村真
- 1990年愛知県生まれ。観客の能動化やナラティブ性を重視しながらリサーチに基づくツアーパフォーマンス作品を芸術祭や美術館等で発表。演劇やダンス、現代音楽、美術の分野で照明などを通した協働を行う。東京藝術大学大学院先端芸術表現科修了。同大学演奏藝術センター教育研究助手。謎音研究所主任研究員。
スタッフ/キャスト/クレジット
演出・構成・振付・出演:asamicro
音楽・音響:庄子渉
照明:植村真
Space Attendant:Cafeちょこんと。
宣伝美術:モトムラアヤコ
制作サポート:森青花
撮影:前谷開
記録動画:佐藤大悟
後援:PILE A collaborative studio
